こんにちは!(^^)!
歯科衛生士の高松です。
今日は、最近ボーテに来られたお客様の事をお話したいと思います。
K様というお客様からある日予約のお電話が入りました。
その予約時に、「そちらはエレベーターはありますか？」と質問されました。
「エレベーターがないんです。申し訳ございません」と答えると、「足が悪いので、階段で肩を貸して欲しい」という事でした。
予約当日、K様はお姉様に付き添われて来て下さいました。
両手に杖をつかないと歩くのが難しい方でした。
お部屋にご案内し、カウンセリングをスタートしました。
K様の「歯が白くなりたい！」という気持ちが伝わってきました。
私もK様の歯を絶対白くしたい！！！
そう強く思いました。定期的に来て頂き、お家ではホームホワイトニングをしていくという事になりました。
カウンセリング後、すぐに施術をしました。
このK様、何故か何度も何度も「すいません」と私に対して謝るんです。
色々お話ししていてわかったんですが、今まで色んなクリニックで、もし何かあった時うちでは責任もてないなど言われて断られてきたんだそうです。
「すいません、すいません」と何度も謝るK様に対し、私は「何でそんなに謝るんですか？」・・・と思わず聞いていました。
「だって私手間かかるでしょう？」と言われました・・・。
あぁ～この方は今までいっぱい周りの人に気を使いまくって生きてきたんだなぁ・・・
そう思いました。
「手間だなんて思ってません！迷惑でもありません。もっと○○して欲しいって言って貰って構いません。何でも言って下さい。」そう私が言うと、「そんな風に言ってくれたら嬉しいです。」と言っておられましたヽ(^o^)丿
この日はクリーニングとホワイトニングを体験して貰い、「綺麗になった」と大変満足されました。私も大満足でした♪
そして先日、K様2度目のご来院。
その日は朝から雨が降っていて、私は「雨やな～(´・ω・`)傘させないだろうし、来れるかなぁ。」と思っていました。
でもK様はきちんと時間どうりにお越しくださいました。
「カッパ着て来られたんですか？」と私が聞くと、「そんなに降ってないし、カッパは着ないでそのまま濡れて歩いてたら、親切な方が傘に入れてくれたんです。」
その言葉を聞き・・・・・・あっ！ガァァァァ～ン(ー_ー)!!
K様大丈夫かなって朝からずっと考えてたクセに、なんで迎えに行ってあげる事を思いつかなかったんだっ！
バカバカ、私のバカっ！
なんて配慮が足りなかったんだろうと大反省でした。
施術はその日も大変満足してくださり、目標の色になったらキープしていくにはどうすればいいか、真剣に聞いておられました。
そしてお帰りになる時・・・
まだ雨が降っていました。
「駅までお送りします。」とお伝えすると、「えっ？本当ですか、ありがとうございます。」
と大変喜んでくれました。
相手が何を望んでいるのか？
相手が一番喜ぶ事は何か？
目の前に居る人の事を常に思い、その人の求める物を与えないとダメなんだとさらに実感したK様とのエピソードでした。
歯科衛生士 高松千尋
